発芽玄米は見た目は玄米からごく小さな芽が出ているだけにすぎませんが、
発芽玄米の栄養価は通常の玄米をはるかにしのぎます。
玄米をわずかに発芽させると、玄米の中でそれまで眠っていた酵素(化学反応を助ける物質)が
一斉に活性化し栄養が変化・有利して、お米本来のパワーが発揮されます。
このとき玄米の中にもともと含まれていた優れた成分が増えるのはもちろん、
玄米にない成分が新しく生じることもわかっています。
しかも、芽を出すために外皮が柔らかくなるので、ご家庭の炊飯器で簡単に炊くことができて、
プチプチとした心地よい食感も楽しめます。
白米よりも甘みと旨味(うまみ)が豊かで、体にいい栄養素がたっぷり含まれた、新しいタイプのお米なのです。
成分 | 発芽玄米 |
---|---|
熱量 | 0.8倍 |
たんぱく質 | 1.0倍 |
脂質 | 2.4倍 |
糖質 | 0.8倍 |
ナトリウム | 2.2倍 |
食物繊維 | 3.7倍 |
ビタミンE | 4.0倍 |
ビタミンA1 | 3.0倍 |
カルシウム | 1.7倍 |
マグネシウム | 3.3倍 |
遊離ガンマー・アミノ酪酸 (通 称ギャバ) |
10.0倍 |
まず、生活習慣病予防に注目の『遊離γ-アミノ酪酸(ギャバ)』は白米の約10倍!
お通じに働きかける『食物繊維』は約4倍!
そして、ガン発生の抑制成分として期待される『IP6』、
肌荒れ・日焼け・シミに働きかけるビタミンやミネラルも含まれています。
さらにダイエット効果も期待できます。『発芽米』はまさに、元気とキレイの主食といえます。
また、それらの成分は、どれも私たち人間にとって有用なものばかりです。
血管や内臓を活性化し、便秘の解消や貧血、ガン、動脈硬化などの予防に発芽玄米は体の根本から健康を回復します。
ギャバは初老期痴呆者において減少していることが報告されており、発芽玄米の常食はアルツハイマー症の予防、改善に
役立つことが期待できます。
遊離γ-アミノ酪酸(通 称 GABA/ギャバ)
ギャバはアミノ酸の一種で、動・植物界に広く分布しており、特に動物の血液の流れを活発にし
代謝機能を促進する働きがある物質として知られています。
脂肪の代謝をよくするイノシトールや中性脂肪の増加を抑制するガンマーアミノ酪酸(通称ギャバ)を
多く含んでいます。ダイエット中に不足しがちなカルシウム・カリウム・マグネシウム・亜鉛・鉄などの
ミネラルの吸収率も大幅に良くなります。
第35回日本成人病学会に、高脂血症(軽度~中程度)の成人男性12名を対象に行った臨床実験を報告。
240gを1日1・2回に分けて食べ、それ以外の食事・運動、アルコール摂取は「普段通り」という条件。
結果、平均ウエスト1.8cm減、平均体重1.1kg減、悪玉コレステロール平均125mgが98mgに
改善!したという報告もあるそうです。
フィチン酸・フェルラ酸・トコトリエノール・ガンマオリザノール・など、肌荒れ・シミ・シワの原因である
活性酸素を除去する成分、メラニン色素の生成を抑え美白に効果のある成分を含んでいます。
豊富な植物繊維が快便を促し、大腸ガンや高コレステロール血症を防ぎます。発芽玄米を食べたところ、
1~3日で便通が良くなったという例が数多く報告されています。
動脈硬化や血栓病の予防、コレステロール値を低下させる作用のある成分や抗酸化作用・ガンの
予防に効果のある成分が含まれています。
血圧調整作用のある遊離γ-アミノ酪酸(通称ギャバ)が白米の10倍も含まれています。
遊離γ-アミノ酪酸は高い血圧を下げることが医学的に認められています。
その他、動脈硬化や血栓症予防する成分も含まれています。
最近の研究からアルツハイマー型痴呆症の予防と改善に期待できる(PEP阻害物質)が発見されました。
玄米中に多く含まれている鉄分が玄米より効率よく消化吸収されているので、貧血予防に役立ちます。
白米・玄米にくらべビタミン・ミネラル・植物繊維が豊富に含まれています。
人間にとって必要な栄養素がぎっしり詰まった、理想的な主食です。
成分 | 主な働き |
---|---|
遊離γ-アミノ酪酸 (通称GABA/ギャバ) |
|
食物繊維 | 高い血圧を下げる。 便秘や肥満を防ぐ。 |
フィチン酸 | 高い血圧を下げる。貧血を防ぐ。 |
マグネシウム | 高い血圧を下げる。 |
カリウム | 高い血圧を下げる。 |
カルシウム | 不足すると高血圧を招く。 |
亜鉛 | 不足すると生殖機能の低下や動脈硬化を招く。 |
鉄 | 貧血を防ぐ。 |
イノシトール | 脂肪肝や動脈硬化を防ぐ。 |
フェルラ酸 | 活性酸素を取り除く。 メラニン色素の生成を抑える。 |
トコフェロール(ビタミンE) | 活性酸素の働きを抑える。 紫外線から肌を守り、肌荒れ・日焼け・シミを防ぐ。 コレステロールの増加を抑える。 |
ビタミンB1 | 神経の働きを調整する。脚気を防ぐ。 |
ビタミンB2 | 目や粘膜の炎症を防ぐ。 |
ビタミンB6 | 皮膚炎や貧血を防ぐ。 |
IP6 | ガン発生の抑制。 |
発芽玄米は玄米が小さく芽をだして成育しだしたお米です。白米や玄米と違って「ナマ物」と
同じ扱いで保存する必要があります。
発芽玄米ができあがり次第すぐに「発芽用銅フレーム」を取りだし、他の容器に移してから発芽玄米を
つめたい流水でよく洗い、水を切ったあと、
密封出来るビニール袋か密封容器などに入れて冷蔵庫(6c位)で急冷してください。
但し、その日に召しあがらない発芽玄米は必ず冷凍庫で保存してください。
冷凍庫(または冷蔵庫)から出して炊飯する時も「発芽玄米」をつめたい流水でよく洗って炊飯して下さい。
(不完全な場合は、ヌカ臭いにおいがする場合があります)