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お米の隠されたパワー
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米の構成は、「胚芽」・「ぬか層」・「胚乳」からできています。
玄米から「ぬか層」を取り除くと胚芽精米になり、胚芽精米から「胚芽」を取り除くと
、精白米になり、みなさんの食べるご飯となる訳ですます。

米の栄養素としては、ビタミンB1やミネラルです。
しかし、ビタミンB1が豊富に入ってるのは「胚芽」の部分であり、
一般的に私たちが食べているのは「胚乳」です。

私たちが食べている「胚乳部」の成分は、70%「炭水化物(デンプン)」・
6%「タンパク質」・その他「脂質・ミネラル・ビタミン」です。

お米の成分表(可食部100gあたり)
  エネ
ルギー
蛋白質 脂質 糖質 無機質 ビタミン 食物
繊維
カルシウム B1 B2

玄米 351kcal 7.4g 3.0g 71.8g 10mg 1.1mg 0.54mg 0.06mg 1.6mg 3.4mg
胚芽精米 354kcal 7.0g 2.0g 74.4g 7mg 0.5mg 0.30mg 0.05mg 1.0mg 1.3mg
精白米 356kcal 6.8g 1.7g 75.5g 6mg 0.5mg 0.12mg 0.03mg 0.4mg 0.8mg
発芽玄米 285kcal 6.8g 4.1g 60.4g 10.2mg 1.6mg 3.0mg

玄米 153kcal 3.3g 1.3g 31.4g 4mg 0.5mg 0.16mg 0.02mg 0.7mg
胚芽精米 147kcal 2.9g 0.8g 30.8g 3mg 0.2mg 0.10mg 0.01mg 0.4mg 0.6mg
精白米 148kcal 2.6g 0.5g 31.7g 2mg 0.1mg 0.03mg 0.01mg 0.2mg 0.4mg
発芽玄米 118kcal 2.6g 1.2g 25.4g 3.4mg 0.8mg 1.5mg

お米の種類の長所短所比較

下表から分かるように、玄米は栄養価が高いが消化吸収が悪いのですべての栄養を摂取できない。
精白米は栄養価は玄米に比べると低いが美味しいし消化吸収が良い。
結局は、味とぬかの利用などを考えると精白米で食べるほうが適当!とされています。

ところで胚芽精米は・・と言うと、一般的に「5分づき」とか「7分づき」という精米方法をしていると思います。
しかし、お米は黒っぽいしあまり美味しくありませんが、栄養面から見ると理想とされています。

長所短所比較表
長 所 短 所
玄米 ビタミンB郡・E郡・ミネラルを豊富に摂取できる。
歯ごたえがあって、噛んでいると甘味が出てくる。
ごそごそして食べにくい。
調理に時間がかかる。
ぬか層には「不消化性繊維」が多いので消化吸収が悪い。
胚芽精米 ある程度ビタミン・ミネラルを摂取できる。
食物繊維など多くの有効成分も含まれる。
ビタミンB6・カルシウム・リノール酸を多く含む。
あまり美味しくない。
米が黒っぽくなる。
精米技術により完全に「胚芽」を残すことは困難。
精白米 美味しい。
消化吸収率98%で食品中最高値。
食物性食品の中では酸価が多いほうである。
ビタミン・ミネラルの摂取が少量。
ビタミンB1が少ない。
発芽玄米 玄米を上回る栄養。
白米よりコクがありおいしい。
消化吸収も良く、炊飯器で炊ける。
う~ん今のところ思い当たるところがありません。